海外台湾でゆるーく小さーく起業してます。楽しい記事をお届けできればなと。

将来、海外で就職したい人が絶対注意すべきこと

こんにちは、トシです。

サラリーマン時代、毎日の満員電車、残業、先輩との退屈な飲み会、友達と飲んでも仕事の愚痴ばかり、、、
そんな退屈な毎日に嫌気がさして、「将来は海外で働きたい!」とずっと思ってました。
同じ想いの人も多いと思います。

僕は学生時代から考えると、中国、マレーシア、イギリス、台湾合わせて7年以上海外生活してるので、現地で知り合った日本人も多いです。

その中で、目的も無く、ただ海外で働きたい!っていう想いで来た人のほとんどは、想像していた環境とのギャップで苦しんでいます

皆さんが海外で就職や転職を考える際に、絶対に気を付けてほしいことを僕の経験から説明します。

消去法でテキトーなアジアの国に決めてるのはNG

とにかく海外で働きたい!」という人にありがちです。
確かに欧米諸国は就職やビザ取得のハードルがメチャクチャ高くて、特殊な技能や資格を持ってないと難しいことが多いです。

「本当にその国が好きだから、住めさえすれば仕事なんて何でも良い!」という人は話は別ですが、消去法でテキトーにアジアの国に決めると落とし穴に半分足を突っ込んでいるのと同じです。

日系企業がアジアに拠点を持ってる裏事情も考えよう

例を挙げて説明します。
海外転職サイトで検索すると、「マレーシアでコールセンタースタッフ募集!言語能力不問!」みたいな求人がメチャクチャ多いです。
これなら自分にもできるかもしれない、と単純に考える人もいるかもしれません。

でも、日本人相手に電話で対応するなら日本からで良くないですか?
これにはいくつかの裏事情があると予想できます。

  1. 人件費を抑えて日本人を雇える
  2. 労働基準法などがしっかりしてない国なのでブラックでも大丈夫
  3. 海外まで来てるから辞めにくい

①はもちろん分かると思いますが、僕の知り合いの労働環境を見てると②の方が問題です。
残業が多いが残業代は出ない、休みが聞いていたよりも少ない、上司のパワハラ等、ブラックな環境でも、現地の法制度が厳しくないためどうすることもできず泣き寝入りしている知り合いが多いです。

「日本に帰っちゃえば?」と言っても、「わざわざ仕事辞めて海外来たから、、、」という③パターンに陥りがちです。

会社を選ぶ際に、なぜこの仕事内容でこの国なのか、というところまで考えられれば現地でブラック企業に入って奴隷扱いされるリスクも小さくなるでしょう。

物価が安いからリッチな生活ができるは間違い

そんなこと言われなくても、と思うでしょうが、アジアの現地採用は給料が低いです。外国人の私たちはそこから謎な税金やら何やら諸々引かれます。

現地の人と同じ水準の給料ですが、同じ水準の支出で暮らせるわけではありません

一時帰国する時は航空券と日本での滞在費がかかりますし、日本から友達が来たり、現地の日本人の友達と飲みに行く時は遊び代もかかります。
そして、絶対定期的に日本食が食べたくなります

安い給料なのに予想よりも出費が多く、日本にいた時よりも貧困生活というのはよくあるパターンです。

目標を決めて、それに合った仕事を選ぼう

「なんとなく海外に住みたい」と思ってテキトーに仕事を決めると後悔します

なぜなら、「海外生活の刺激」なんて数ヶ月程度で慣れるからです。

なので、その仕事は本当に自分の目的に合っているのかを見極めることが重要です。

例を挙げると、目標が「現地の言葉をビジネスレベルまでマスターする」だったとして、現地で日本語しか使わない日本語教師やコールセンタースタッフを選ぶのは誰がどう見ても不正解です

余談ですが、現地に住んでさえいれば自然と言語ができるようになる、と思っている人もいますが、それは大きな間違いです

海外の日本村は日本よりも濃い日本

海外にはどの都市にもたいてい日本人村が存在します。
日本人の国民性なのでしょうが、10人中9人は現地の人とは顔見知り程度でガッツリ深い付き合いになることはなく、いつも日本人とつるんでいます。

日本人村は狭い世界なので、日本よりも人間関係がドロドロしてます
現地の人とガッツリ仲良くやっていける人になれなければ、日本人村でペコペコしながら生活していくことになってしまいます。

海外就職の落とし穴まとめ

・海外就職はストレスフリーで自由に暮らせるでしょ!
 →ブラック企業が残業も厭わない日本人として雇ってるので無理です。

・言語能力不問って話だし、現地の言葉が話せなくても大丈夫でしょ!
 →日本人村という狭い世界でペコペコしながら暮らせない人には無理です。

・物価安いし、贅沢して暮らせるでしょ!
 →それ以上に給料安いし、出費多いし無理です。

と、ここまで言いたい放題ですが、海外就職を止めているわけではありません。
オススメしているわけでもありません。

海外就職に興味があるのであれば、明確な目標と目的意識を持ちましょう。
そして、できるだけ早く来て、その目標(現地の言語をマスターする、現地の人脈を築く等)を早く達成し、それから将来を考えましょう

「利用されるな、利用しろ」ということです。

海外の現場からは以上です!

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